WTCビルの理想と現実

『9・11の標的をつくった男 天才と差別 建築家ミノル・ヤマサキの生涯』
飯塚真紀子

宮内悠介『ヨハネスブルクの天使たち』を読んで、WTCビルを設計したミノル・ヤマサキという建築家に興味を持ちました。彼は日系人の両親の間に生まれた二世で、数々の差別と闘いながら、建築家としてのし上がったのです。
世界で自由な貿易が行われることを夢見て、ツインタワーの間に希望を見出していたミノル。
9.11は私にとって、どこか遠い空の向こうで起きた悲劇でしたが、今改めてあの映像を見ると、胸に迫ってくるものがあります。
いつか彼の夢見た平和が実現することを願ってやみません。