あっけない幕切れの先に見えたもの

『オリンピックの身代金 下』
奥田英朗

次々に罪を重ねる主人公と、少しずつ犯人に迫っていく刑事との攻防戦に、ページをめくる手が早くなりました。彼に救いの手は差し伸べられるのか?
意外とあっけなかった幕切れにポカンとしながらも、実の父親以上に主人公を可愛がっていた男が無事で、救われた気分になりました。