クセになる不思議な感覚

『これはペンです』
円城塔

初めて著者の本を読む人は、冒頭から面食らうかもしれない。けれども、様々なアプローチで手紙を書く叔父はどこか憎めないところがあって、文字である叔父を一生懸命追い求める姪もまた愛らしい。相性が合うなら、何度も読み返す楽しさを与えてくれる一冊。