あまりの荒唐無稽っぷりに笑ってしまう

『Self-Reference ENGINE』
円城塔

20の短編からなる、著者のデビュー作。頭に弾丸を埋め込まれた少女や、箱であるかどうかも分からない立方体を年に一度転がし続ける男、全く同じ理論を同時多発的に発見した26人の学者など、それぞれがまるで無関係な次元の話を装いつつ、一連のつながりを持って収束していく。
途中でわけがわからなくなりつつも、思わずくすりとさせるような言葉に不意を突かれたりして、楽しく読みました。
何度読んでも面白い、円城塔のマイベストです。