本当に最悪なのは涼しい顔をした人たち

『最悪』
奥田英朗

悪いことは重なるもので、ちょっとしたボタンのかけちがいから歯車が狂い出し、決して後戻りできない崖っぷちに追いつめられる。
そんな3人の人生が交差する様を描いた群像劇。
タイトル通りの「最悪」な結末を予想しましたが、その最悪な中にも人間の良心を信じられる希望が見えたのが救いでした。