コンピュータの誕生と未来に思いを馳せる

『チューリングの大聖堂 コンピュータの創造とデジタル世界の到来』
ジョージ・ダイソン

表題のチューリングに目が行きますが、メインはフォン・ノイマンを中心とした技術者たちのお話。他にもアインシュタインやオッペンハイマーといった人物が登場します。
冷戦時代の核開発競争とともに発展してきた暗号技術や、コンピュータについての前知識がないと、通読するのは辛いかも。逆にこの方面の話が好きな人には楽しく読めると思います。
後半は、野崎まど『know』の世界に通じるような話も出てきてゾクっとしました。
電子書籍なので本書の帯情報も知らずに手に取りましたが、訳者あとがきに円城塔の名前が出てきてびっくり。SF好きにもおススメです。