すべてを呑み込んだ先に・・・

『球体の蛇』
道尾秀介

血のつながった家族以上に大切で、ずっと守りたいと思っていた関係が、修復不能なまでに壊れてしまう。誰かのためについた嘘が、他の誰かを傷つけ、やがてそれは自分の胸に突き刺さる。
読後感は人によって分かれると思いますが、重苦しさを感じながらも、先を急ぐように読み進めて迎えたラストには、一筋の明かりが指したように見えました。