どこまでも大真面目な男の建国物語

『独立国家のつくりかた』
坂口恭平

ホームレスの豊かな生活にスポットを当てた出世作『TOKYO0円ハウス 0円生活』。0円で家を建てることに着目した彼が次に目指したのは、独立国家の建設だった。
彼は自らを新政府の初代内閣総理大臣と名乗り、集う国民に様々な役職を与えて自活の道を切り開く。
本書のすごいところは、これがただの妄想ではなく、大真面目に書かれた実録であることだ。
その行動力を見習いたいと思いつつ、多くの読者はやはり少し引いた目線で見てしまうのだろう。