子どもの冒険心をくすぐるミステリー

『片耳うさぎ』
大崎梢

父が事業に失敗して、家を引き払って親戚のお屋敷に住むことになった小学生。奈都はこの大きすぎるお屋敷が怖くて憂鬱な毎日を過ごしていました。
父は職探しに、母は実家の祖母の看病と、一人ぼっちになってしまった奈都。そこに心強い助っ人、さゆりが登場します。
2人でお屋敷探検に興じるうち、不吉なうさぎのメッセージを受け取った奈都は、物語が進むにつれて逞しく成長し、謎解きを始めます。
最後に彼女がたどり着いた真相とは――?

流血シーンもあるけれど、さわやかな読後感が心地よいミステリーです。