映画館に行きたくなる本

『キネマの神様』
原田マハ

「自分が親父の年になったら、もう一度観たい映画ある」
この本を読んで、大学生の頃、サークルの飲み会で熱く語った友人のことを思い出しました。

ひとことで言ってしまえば、この物語は映画が大好きな父娘のサクセスストーリーです。
少女マンガのような甘ったるさと、あり得ないほどにご都合主義的な展開は、好みが分かれるところかもしれませんが、これは神様が奇跡を起こすファンタジーなのだと割り切って読むのが正解でしょう。
気分屋でいい加減な父にヤキモキしたり、小さな映画館の危機にハラハラしたり、そして何よりも、愛情たっぷりに語られる数々の名画に思わず胸が熱くなります。
「ニュー・シネマ・パラダイス」、「フィールド・オブ・ドリームス」、「硫黄島からの手紙」などなど、誰もが知っている名作の数々も登場。

この本を読んだ人同士で集まる上映会、ソニーさんやってくれないかしら?