孫を失った老人の、決死の推理が光る!

『黄昏に眠る秋』
ヨハン・テオリン

深い霧に包まれたある日、幼い少年が失踪しました。それから数十年後、少年の靴と思われる品が届けらます。少年は、送り主の手によって殺されたのだ――!
そう確信したイェルロフ爺が、娘を呼び寄せて事件の究明に乗り出します。

物語は、少年が最後に会ったと思われる人物、ニルス・カントの半生と、彼の周辺を探るイェルロフ爺の足取りを交互に行き来しながら真相に近づいていきます。

ミステリの常として、容疑者のほかに真犯人がいるに違いないと睨むのですが、それは誰か? 何故少年は殺されたのか?という謎が最後までつきまとい、驚愕の事実まで実に読み応えのある一冊でした。