落語のような読み心地のミステリ

『神様の裏の顔』
藤崎翔

舞台は周りから神様のように慕われていた老人のお葬式。
葬儀に参列した人々がリレーするような形で視点が変わり、それぞれが故人の思い出を語るうち、実は彼は何人もの殺人を犯した大悪党だったのではないか!?という疑惑が浮かび上がります。

多くの人が登場するのに混乱することもなく、作者の名調子に乗せられて、驚きの結末まで一気読みでした。
そう、この感じは落語に似ているかもしれません。
オチを知っていても所々に笑いのツボがあるので、2度3度楽しめます。

軽く気分転換したいときにもおススメの一冊。