ネパールの王宮事件を題材にした歴史ミステリー

『王とサーカス』
米澤穂信

新聞社を退職し、フリーの記者として再出発しようとネパールに滞在していた太刀洗万智は、国王と多数の王族が殺されるという大事件に遭遇します。BBCの第一報からなかなか続報が得られず、情報をひた隠しにする政府に疑問を持った彼女は、急遽日本の雑誌社と連絡を取り、事件の真相を追求すべく取材に乗り出します。ところが、コンタクトをとった取材先が殺害されてしまい・・・
彼が死んだのは自分のせいなのか? ことの真相を知りたいという欲求は間違っているのか? そして彼女が辿りついた「取材の理由」とは?

ネパールで実際に起きた事件を絡めながら、更なるミステリーを描く渾身の一作。