芥川賞受賞作おまけつき

『沖で待つ』
絲山秋子

自分の死後、見られて一番困るものは何でしょう?
恋人や家族には決して見られたくないものの処理を会社の同僚から頼まれた私は、託された合鍵を手に彼の住居に忍び込みます。

表題作『沖で待つ』のほか、ハローワークに通う30女の見合い話を描く『勤労感謝の日』、風刺を効かせながら最後はほっこり和ませる『みなみのしまのぶんたろう』の3篇を収録しています。

いずれもすっきりとした後味で、働く女性ならきっと共感できる一冊。男性の感想も聞いてみたくなります。